平成27年度にHsOの実施した活動内容は下記の通りです。
説明会&キックオフ講座の開催
9/25、9/28~30の4日間、朝来市、新温泉町、豊岡市にてひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の説明会&キックオフ講座を開催いたしました。この中で、HsOや今後開催する講座の概要の説明並びに第1期生受講生への応募についての説明を行った後、今後開催する講座の体験としてキックオフ講座を行いました。4日間での参加者数は、計68名でした。
説明会&キックオフ講座①
9月25日(金) 15:00~ 朝来市兵庫県和田山庁舎3F302
講師:谷渕 庸次 氏(NPO法人森と地域・ゼロエミッションサポート倶楽部 理事、高山バイオマス研究所代表)
講演:地域での再生可能エネルギー導入(木質バイオマス、熱)の事例と事業化における留意ポイント、今後地域に求められる人材像
説明会&キックオフ講座②
9月28日(月) 15:00~ 新温泉町浜坂多目的集会施設1F会議室
講師:竹尾 敬三 氏(関西広域小水力協議会 理事、アサンテ環境研究所 代表)
講演:小水力発電とその課題
説明会&キックオフ講座③
9月30日(火) 15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:深尾 昌峰 氏(公益財団法人京都地域創造基金 理事長、株式会社PLUS SOCIAL 代表取締役)
講演:「人口減少時代」をチャンスと捉えるまちづくり-持続可能な地域社会の構築に向けて-
説明会&キックオフ講座④
9月31日(水) 15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:原 亮弘 氏(おひさま進歩エネルギー株式会社 代表取締役)
講演:自然エネルギーとまちづくり
選考会の開催
平成27年10月8日 (木)15:00~ 豊岡市役所稽古堂1階交流室1-4
人材育成プロジェクト全体検討会第2回にて、ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の受講生の選考を行いました。
第1期受講生は、但馬地域の20代~60代の再エネ・省エネ業界に限らない多種多様な中小事業者、NPOの方(工務店、交通事業者、金融機関等)24名です。
開講式の開催
平成27年10月29日(木)15:00~ 豊岡市役所稽古堂 3F交流室3-1
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の開講式を開催しました。
第1期受講生は、但馬地域の20代~60代の再エネ・省エネ業界に限らない多種多様な中小事業者、NPOの方(工務店、交通事業者、金融機関等)24名です。
開講式に当たり、機構の構成メンバーである兵庫県農政環境部環境創造部環境政策課長の武田氏、豊岡市環境経済部長の井上氏、代表理事の(株)地域計画建築研究所(アルパック)の畑中から挨拶がありました。挨拶では、「今回のこの講座や出会いをきっかけに、皆さんが、30年後、50年後に、あの時但馬が持続可能な地域という方向に向かって大きく時代の転換点を迎えたな、あの時の方々が地域を背負っているなという形になれば」と期待が伝えられました。また、公務の為ご出席が叶いませんでしたが、兵庫県環境部長の梅谷氏、豊岡市長の中貝氏からは下記のような素敵なご挨拶を頂きました。
基礎講座
第1回講座開催
平成27年11月4日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:大久保 和孝氏(新日本有限責任監査法人 シニアパートナー/公認会計士・公認不正検査士)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の第1回講座を開催しました。
第1回の講師として大久保和孝氏をお呼びして、「事業化の基礎知識と地方創成時代に求められる事業ポイント」と題して約2時間の講座を行いました。
「想いを形に」「真ん中的視点の思考」等事業化の基礎知識や事業化のポイントについての講義内容に受講生は共感し、自分や更に但馬地域に置き換え考えることを意識させられる講座となりました。
第2回講座開催
平成27年11月11日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:竹尾敬三氏(関西広域小水力協議会理事/アサンテ環境研究所代表)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の第2回講座を開催しました。
第2回の講師として竹尾敬三氏をお呼びして、「再生可能エネルギーの基礎と事業化(電気編)」と題して約2時間の講座を行いました。
講座では、太陽光発電、風力発電、小水力発電、地学発電、バイオマス発電などが代表的な発電分野である再生可能エネルギーの太陽光発電、風力発電、小水力発電に焦点を当て、これらの基礎を学んだ上で、これらの事業化を行う際に避けては通れない法律についての知識を深めました。その後、受講生にとって緊張が走る「理解度テスト」が行われました。
今回の講座終了後、講師の竹尾氏を囲んで交流会を実施し、受講生から更に具体的な質問や疑問について竹尾氏が一つ一つ丁寧にお答えしていただいたことで、より理解を深めることにつながりました。
第3回講座開催
平成27年12月2日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:谷渕庸次氏(NPO法人森と地域・ゼロエミッションサポート倶楽部理事/高山バイオマス研究所代表)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の第3回講座を開催しました。
第3回の講師として谷渕庸次氏をお呼びして、「再生可能エネルギーの基礎と事業化(熱編)」と題して約2時間の講座を行いました。
講座では、再生可能エネルギーのバイオマス(特に熱)に焦点を当て、これらの基礎的知識や各地の事例を学びました。基礎的知識では、事業組み立ての視点からみた川上側(山側)のポイントや薪、チップ、ペレットなどそれぞれの燃料の特性、各種ボイラーの設計にあたっての特徴等と、講義時間2時間では足りない幅広い分野のポイントについて講義いただき、事業化検討を行う際に避けては通れない法律や具体的な課題等についての知識を深めました。その後、本日の講座のおさらいとして考査が行われました。
今回の講座終了後も、講師の谷渕氏を囲んで交流会を実施し、受講生から更に具体的な質問や疑問について谷渕氏が一つ一つ丁寧にお答えしていただいたことで、より理解を深めることにつながりました。
第4回講座開催
平成27年12月17日(木)15:00~ 豊岡市役所稽古堂3F交流室3-1
講師:近本智行氏(立命館大学 理工学部建築都市デザイン学科 教授)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の第4回講座を開催しました。
第4回の講師として近本智行氏をお呼びして、「地域に適合した省エネ・ゼロエネ住宅」と題して2時間強の講座を行いました。
講座では、省エネ法から始まり、省エネと住宅の関連性を学んだ後、主に海外や京都府・京都市の事例を学びました。また、立命館大学で教員と企業が連携し、環境関連の新技術の実証研究を行っている取り組みの詳細を講義いただきました。講義後、受講生から事業化検討を行う際の率直な質問や意見が飛び交いました。
今回の講座は、年内最後の講座ということもあり、講座後に忘年会を開催しました。機構メンバーも参加した忘年会は、講座外での交流をより一層深めるものとなりました。
第5回講座開催
平成28年1月13日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:松尾 雄介氏(公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)グリーン経済領域 副エリアリーダー/Japan-CLP事務局 エクゼクティブディレクター)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の第5回講座を開催しました。
第5回の講師として松尾雄介氏をお呼びして、「”脱”炭素社会を取り巻く国内外の最新動向と取組への展開」と題して約2時間の講座を行いました。
講座では、冒頭、「エコ」ではない気候変動問題として、昨年11月末に開催されたCOP21パリ会議での現場の様子や海外企業のCEOが参加する意図、気候変動を軸とした市場での競争軸の変化など、最新の動向を学びました。さらに、気候変動および政策転換が但馬地域や各自の事業に与える影響はどのようなものが想定されるのか?また、どれくらいのエネルギー費用が但馬から流出しているのか?などについて、ディスカッションや算出を行いました。
また講座終了後、講師の松尾氏を囲んで交流会を実施し、受講生から更に具体的な質問や疑問について松尾氏が一つ一つ丁寧にご回答して頂いたことで、より理解を深める場となりました。
第6回講座開催
平成28年1月20日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
講師:戸田幸典氏(公益財団法人京都地域創造基金理事/ひょうご持続可能地域づくり人材育成機構(HsO)事務局長)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の第6回講座を開催しました。
第6回は、本機構の事務局長でもある戸田より「地域に役立つ事業の作り方と社会資源の活用」と題して約2時間の講座を行いました。
講座では、第1回の大久保氏の講義も振り返りながら、地域課題の解決を目指す事業のポイントとして、「市民にしかできない地域課題解決領域」について考え方を整理した上で、事業計画づくりの前提となるコンセプトの考え方、調査の重要性、資金調達の多様性について学びました。
また、今後の事業化編で立案していく事業計画のイメージを共有し、事業検討するチーム(仮)を設定、受講生各自の思いと解決したい地域課題について整理を行うワークを行いました。
チームづくりと事業計画を検討する第1歩となる講座となりました。
視察合宿開催
開催日:平成28年1月27日(水)~28日(木)
視察先:長野県飯田市
参加者:受講生20名、事務局4名
飯田市でお世話になった方:おひさま進歩エネルギー株式会社様
視察コーディネート・調整・受入に多大なるご協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の視察合宿を開催しました。
視察合宿では、事業スキームだけでなく、ビジョン、コンセプトを確認しながら、地域課題解決に多様な主体が参画しながら再エネ活用・省エネの取り組みから但馬地域でどんな展開が出来るかを具体的に考えることを目的として、受講生20名が長野県飯田市を訪問しました。なお、飯田市内での視察においては、おひさま進歩エネルギー株式会社の皆様の強力なバックアップにより有意義な2日間の視察を行うことができました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
視察合宿は、下記の通り実施しました。
【1日目】 1月27日(水)
内容 | 場所 |
・飯田市での視察のご協力者である「おひさま進歩エネルギー株式会社」原氏の説明会時のキックオフ講座をDVDにて視聴 ・宿題のワークシート(自分の想いを整理する)を各自発表 | バス車内 |
・飯田信金の取組についての説明 飯田信金 常務 上沼氏 | 旧飯田測候所(おひさま進歩エネルギー株式会社事務所) |
・廃菌床ボイラーの視察 さくらファーム 社長 桜井氏 | さくらファーム |
・薪ボイラーとヒートポンプの視察 三宜亭 会長 児島氏 ・振り返り 往路のバス車内での発表を受け、グループ(事業化編での仮チーム)で共有化 ・交流会 三宜亭会長児島氏、おひさま進歩エネルギー(株)原氏、牧内氏、森岡氏 | 天空の城 三宜亭本館 |
【2日目】 1月28日(木)
内容 | 場所 |
・飯田市再エネ条例による地域との共同事業(区民センター屋根のソーラー発電等)の視察 駄科区 前区長 北林氏 | 駄科コミュニティ防災センター |
・杵原学校での授業体験 杵原学校応援団 ゆうゆう倶楽部様 ・杵原学校多目的ホール:飯田市再エネ条例による地域との共同事業(屋根のソーラー発電等)の視察 おひさま進歩エネルギー(株)蓬田氏 | 杵原学校 |
・飯田市再エネ条例による地域との共同事業(ソーラー発電所・防災ひろば)の視察 おひさま進歩エネルギー(株)蓬田氏 | 山本おひさま広場 |
・再エネに関する市の取組(庁舎省エネ化、屋根のソーラー発電等)についての説明 ムトスまちづくり推進課 係長 木村氏 | 飯田市役所 |
・バス移動 ・グループワークと発表 視察で見えた「気付き・アイディア」と「立案する事業で検討すべきこと」をグループで整理 | バス車内 |
往路バス車内でのワークの様子
旧飯田測候所(おひさま進歩エネルギー株式会社事務所)
飯田市での視察スタートは、おひさま進歩エネルギー(株)(以下、おひさま進歩)の事務所でもある旧飯田測候所でした。ここは、太陽光による地域市民発電の増加を目指すおひさま進歩の活動拠点です。おひさま進歩が展開している「おひさまファンド」の協力者であり、またよき理解者である飯田信金常務の上沼氏から地域の金融機関としての取組や関わり方について教えていただきました。
さくらファーム
続いて、バイオマス発電や省エネを実践されているさくらファームの桜井氏をお伺いしました。バイオマス発電では廃菌床ボイラーの設備や現場、省エネ化では更新した照明や空調機の設備や現場を間近で見せていただき、かつ詳細な説明をして頂きました。また、導入前と導入後の違いについても事細かに説明していただきました。
天空の城 三宜亭本館
1日目、最後の視察場所は、本日の宿泊場所でもある天空の城 三宜亭本館(以下、三宜亭)でした。ビデオにて三宜亭が取り組む省エネの様子を視聴した後、三宜亭の会長児島氏より薪ボイラーとヒートポンプの現場の案内をして頂きました。取り組みの省力化の効果を数字上でも確認することができました。
振り返り(グループワーク)@三宜亭
濃密な3つの視察後、往路のバス車内での発表をグループ(事業化編での仮チーム)で共有化しました。
駄科コミュニティ防災センター
2日目の視察は飯田市の再エネ条例第1号認定の駄科コミュニティ防災センターから始まりました。駄科区前区長の北林氏から区民センター屋根のソーラー発電等をご説明、ご案内して頂きました。地区住民組織の駄科区とおひさま進歩の共同事業として、「公益性」と「公共性」が評価され、認定を受けるまでの流れやその後の事業内容、実際の設備の案内をして頂きました。また、おひさま進歩の駄科区への地域貢献の様子も教えていただきました。
杵原学校
続いては、飯田市の再エネ条例第3号認定の杵原学校の多目的ホールを視察させて頂きました。多目的ホールの視察前に、新制中学校校舎として全国で初めての国登録有形文化財である杵原学校の教室にて杵原学校応援団のゆうゆう倶楽部様による授業を受けました。受講生みんなが童心に返った瞬間でした。その後、お目当ての多目的ホールを見学しました。パネル設置にあたり、文化財である杵原学校校舎から見えないよう配慮したことなど、地域貢献の観点も含めておひさま進歩の蓬田氏から丁寧に説明していただきました。
山本おひさま広場
趣のある杵原学校の後は、飯田市の再エネ条例第2号認定の山本おひさま広場に向かいました。ここは、管理できなくなっていた地域の遊休地を、市、地域住民組織、土地の所有会社が連携して作った防災広場で、また野立てパネル設置されているところです。おひさま進歩の蓬田氏から経緯や現状、管理等についてバス車内や現地にてご説明をしていただきました。
飯田市役所
飯田市の再エネに関する市の取組(庁舎省エネ化、屋根のソーラー発電等)についての説明をムトスまちづくり推進課係長の木村氏や施設の管理をご担当されている方にご説明していただきました。説明の前にパネルが設置されている屋上にて現地視察しました。また、市民窓口のある1Fロビーにある発電量を表示している画面の見学もしました。飯田市が行う地域貢献としての売電収益の一部を活用した環境教育の実施など、飯田市の取組、市民への啓発の様子を教えていただきました。
事業化編第1回開催
平成28年2月3日(水)兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
事業化編第2回開催
平成28年2月10日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
メンター・ファシリテーター:戸田幸典(ひょうご持続可能地域づくり人材育成機構(HsO)事務局長)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の事業化編第2回講座を開催いたしました。
事業化編第2回は、「事業の絵を描く(事業スキーム)」と題して約2時間の講義・ワークショップを行いました。
講座では、事業目的(コンセプト)をもとに、実際にどういう事業を行うのか、事業の全体像を描き、具体的な事業スキームを検討することについて戸田からの講義後、チームでのワークショップを行いました。事業化編第1回のチームでのワークショップを踏まえ、事業実現のために必要となる要素、課題、マーケティング分析、調査すべきこと等を整理し、事業スキーム立案に向け議論を深めました。しかし、第1回から1週間というタイトなスケジュールであるため、また、たくさんの思いややりたいことを持っているチームほど事業目的(コンセプト)の設定に苦労する場面もみられました。講座の終わりに、各チームの発表を行いました。第2回からは各チームの事業立案の参考資料の1つとして活用してもらえるよう、フィードバックレター(各チームの発表に対する他の受講生のアドバイスや疑問点等によるピアレビュー、アドバイス)を取り入れました。
事業化編第3回開催
平成28年2月24日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
メンター・ファシリテーター:戸田幸典(ひょうご持続可能地域づくり人材育成機構(HsO)事務局長)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の事業化編第3回講座を開催いたしました。
事業化編第3回は、「事業内容の具体化・中期的なゴールイメージを持つ(事業目標と計画)」と題して約2時間の講義・ワークショップを行いました。
講座では、戸田の講義で5年程度の中期的な事業計画を立てる為、年度ごとの収支計画、事業目標、組織規模等の経営計画の作成や簡易的な中期事業計画の立案の説明を行いました。その後のワークショップでは、チームの事業目的(コンセプト)を含む事業計画書のブラッシュアップを丁寧に行いました。また、各チームに事務局がメンターとして入り、事業計画書作成のアドバイスを行いました。講座の終了前には、恒例のチーム発表を行いました。
事業化編第4回開催
平成28年3月2日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
メンター・ファシリテーター:戸田幸典(ひょうご持続可能地域づくり人材育成機構(HsO)事務局長)
ピアレクチャー:森本 耕治氏(但馬信用金庫企業支援部企業支援課長)
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の事業化編第4回講座を開催いたしました。
事業化編第4回は、事務局長戸田から「必要な資金・人材とその調達方法を企画する(資金調達)、事業計画のブラッシュアップ(事業実現のために克服すべき課題の整理等)」と更に受講生のもつ専門性をシェアする目的でピアレクチャーとして受講生でもある森本氏から「金融機関の企業の見方について」と題して約2時間の講座とワークショップを行いました。
講座では、中長期の事業計画をもとに、必要な資金・人材の調達方法を具体的に検討し、調達計画をつくるとともに、初年度の事業計画をより具体的に検討、事業計画全体をブラッシュアップや来年度に行うステップアップ編での具体化にむけて、実際に事業化する際に克服するべき課題や障害などの整理について戸田からの講義を行いました。その後、森本氏から金融機関の事業への見方、融資を受ける際に必要な事業計画の考え方を詳細に教えていただきました。今回の講義内容を踏まえ、事業計画の中間とりまとめであるプレゼンテーションにむけて、事業内容のブラッシュアップ、資金計画の検討を行いました。また、事務局がメンターとしてチームでの議論に適宜加わり、事業化に向けた計画のアドバイスを行いました。最後に、各チームの本日の議論を踏まえた事業計画の発表を行い、発表後に他の受講生からもらうフィードバックレターを踏まえて、各チームともより良い事業計画の作成に取り組んでいました。
また、プレゼンテーションにむけて、講座時間外での各チームでの打合せの日時と場所を設定し、事務局がメンターとして同席することも決定しました。
事業化編講座の番外編
平成28年3月11日(金) 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の事業化編講座の番外編として、各チーム成果発表会に向けて、グループワークを行いました。
メンターとして事務局から畑中と中川が出席し、チームごとにプレゼンテーションに向けた事業計画書の作成やプレゼンテーション予行練習など行いました。
事業化編第5回講座開催:平成27年度成果発表会(中間考査)
平成28年3月16日(水)15:00~ 豊岡市豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 講義室1
ひょうご持続可能地域づくり実践者育成講座の事業化編第5回講座を開催いたしました。
事業化編第5回は、約2時間半に渡る中間発表会を行いました。スタート前から受講生皆さん着席をされ、緊張感漂う中、スタートしました。
講座では、各チームのこれまでの座学や調査、検討の成果を共有するものとして、中間発表のプレゼンテーションを行い、基礎講座編の講師や機構の構成メンバーによるアドバイスを実施しました。講評者の方々は、基礎講座編の講師の方や機構メンバー(県、対象自治体職員、関係機関等)計6名です。
今回のプレゼンテーションはあくまでも事業立案の中間点であるため、各チームの発表後、講評者や他チームの受講生からの質疑応答やアドバイスを行いました。受講生の皆さんは、今後、必要となる調査・研究や資源調達等、新たな視点や深堀りすべき視点を得ようと、熱心に耳を傾けられていました。